「低温やけど」とは、カイロやゆたんぽなど、体温より少し高めの温度のものに長時間触れ続けることによって起きるやけどです。 症状がわかりにくかったり、痛みを感じにくいことがあるので、特に意識されないこともあります。
やけどは、皮膚にどの程度ダメージが与えられているかに応じて次の1~3段階の度合に分けられます。
軽度(1度)・・・ヒリヒリとした痛みと、うっすらとした赤みが出る 中度(2度)・・・強い痛みや赤み、水ぶくれが発生 重度(3度)・・・皮膚が壊死してしまい、治療(病院で)に2週間以上かかる
通常のやけどは、皮膚の表面に熱源が触れてしまうことで起こります 一方、低温やけどは皮膚の奥深くでじっくり・ゆっくり進行してしまうので、通常のやけどよりも治りにくいことが多いです また、皮下組織が破壊されてしまった場合は、手術が必要になったり、感染症にもかかりやすくなってしまうため、 通常のやけどよりも重症になることが多く注意が必要です
・ゆたんぽ、あんか ・使い捨てカイロ ・電気毛布
・ゆたんぽ、あんか 就寝前に布団に入れ、布団を温める目的で使用 就寝時は布団から出すようにする
・使い捨てカイロ 使用方法を守ることはもとより、貼るタイプのカイロは必ず衣類の上に貼り、同じ箇所に長時間あてないようにする ※貼ったまま眠らないように注意 貼った部分を圧迫しないことも重要
・電気毛布 「ゆたんぽ・あんか」と同様、就寝前に使用し、就寝後は電源を切る
寒い季節、何かとお世話になることが多い「ゆたんぽ」や「カイロ」 便利ですが使い方によっては重度の低温やけどを引き起こす場合があります 使い方を必ず守り、低温やけどにならないように注意して冬を乗り切りましょう!
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