以前、医薬品の分類について説明しましたが、今回は用法・用量に関してです。 簡単に言うと・・・ 用法:患者に薬の適正使用を促すための、注意事項を示したもの 用量:文字通り、服用(使用)する量 のことです。
もう少し詳しい説明をすると 用法: 何日分・何回分の薬が処方されているか(服薬日数・回数) 医薬品を使用するタイミング(服薬時点) どうやって投与するのか(投与経路・部位)
用量: 1日分、1回分、もしくは1日分の投与量と、1日の投与回数 というように示されます。
豆知識 「食前」「食間」「食後」とは? 1.「食前」・・・食事の前の60~30分前 2.「食間」・・・食事から2時間ほど後の空腹時 (食事の最中という意味ではありません) 3.「食後」・・・食事のあとの30分以内
医薬品には、原則上記のような「用法」「用量」が定められています。 これは、その医薬品を安全に適正に使用するための基準です。 よって、いくら症状を早く治したいからといって、定められた「用法」「用量」を超えて使用してはいけません。 ⇒かえって、症状が悪化することもあります。 また、そんなに症状が重くないと判断して、量を少なくしたりすることも控えましょう。 定められた「用法」「用量」を守ることが、症状を改善する近道です。
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